イソギンチャクとサンゴ

ニモ1 サンゴ・海水魚

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こんにちは。

今回は、イソギンチャクサンゴについてお話しします。

ニモ1

まず、イソギンチャクといえば、ユラユラしていて、写真のようにニモが住処にしているのを想像すると思います。

実際に水槽でも、イソギンチャクに寄り添ってモフモフしている姿や、寝ている姿を見ているととても癒されます。

では次の写真をみてください。

フラワー

こちらももユラユラしていそうなので、イソギンチャクに見えますよね。でもこれはサンゴなんです。

そうなんです。イソギンチャクとサンゴは似てはいますが別種なんです。

今日はイソギンチャクとサンゴの違いを学術的観点ではなく、アクアリスト観点からその違いをお伝えします。

もくじ

  • イソギンチャクとサンゴの違い
  • 飼育について
  • 購入方法について
  • 注意点

イソギンチャクとサンゴの違い

まずサンゴは動きませんが、イソギンチャクは動きます。

もちろん魚のように泳ぎ回ったりはしませんが、ゆっくりと自分が気に入る場所を見つけるまで移動を続けるんです。

ですので、朝と夕方では場所が変わっているなんてことはざらにあります。

そして気に入った場所を見つけたら、ガラス面やライブロックに活着し暫くそこに定着します。

サンゴは骨格を持っているものとそうでないものがあり、イソギンチャクは骨格はありません。

サンゴはカルシウムで出来た固い骨格を持つものと、骨格を持たず地を這うようなものがあります。
※今回はその違いの説明は省きます。

フラワー

写真はサンゴですが、ユラユラしている付け根を見てみると、枝のようなものが付いているのが分かります。

これが骨格になります。

これがあるものはサンゴになります。

イソギンチャクもユラユラは同じですが、付け根の骨格はありません。ですので移動も用意にできるんです。

またサンゴはユラユラだけでなく、ぷくっと膨らむタイプや珊瑚礁などで同じみの枝のようなサンゴもたくさん種類があります。

サンゴは触られるのを嫌がります

サンゴは、人間の手や魚が触れると外敵と判断して、ユラユラしたものを引っ込めます。

イソギンチャクは触れてもポリプを閉じませんので、ニモがモフモフできるのはイソギンチャクになります。

飼育について

イソギンチャクもサンゴも同じように綺麗な水質を好みます。

アンモニアや亜硝酸が出ているような水質は勿論ダメですが、硝酸塩も高すぎると弱らせてしまいます。

ですので、綺麗な水質を保てるよう安定したろ過装置の他に、プロテインスキマーを設置した方が飼育は容易になります。

購入方法について

イソギンチャクもサンゴもアクアリウムショップ(ネット、実店舗)両方で買うことができます。

ただし、サンゴの方は種類も数も豊富にあるのに対し、イソギンチャクはその1/10程度しかありません(印象です)

残念ながらイソギンチャクは需要が少ないというのが現状です。

注意点

サンゴとイソギンチャクを同じ水槽で飼うには、あまり相性がよくありません。

なぜなら、サンゴもイソギンチャクも毒を持っていてお互いに攻防戦をするからです。

そして毒の強い方が勝ち、弱い方は消滅していきます。

サンゴ同士なら動くことはないので、接触しないようレイアウトに気を配れば問題ないのですが、イソギンチャクはそいうはいきません。

彼らは、そこが気に入らなければサンゴがいようとお構いなしに移動します。

そしてイソギンチャクと触れたサンゴ達は弱り消滅していくことになります。

30㎝サイズの小型水槽でイソギンチャクを飼いたいのであれば、単体飼育をおすすめします。

どうしてもサンゴと一緒に飼いたい場合は、イソギンチャクから先に入れて定着させてからサンゴを入れてください。

ただし、突然イソギンチャクが移動することもあるので、これも確実な方法ではありません。

吸い込まれないよう気をつけて

イソギンチャク飼育で最も注意すべきことは、機材に巻き込まれないよう注意することです。

例えば、水流ポンプやフィルターの吸い込み口です。

彼らは移動する上に、ふにゃふにゃの体をしているので、水流ポンプやフィルター吸込み口に近づくとゆっくり吸い込まれ中のモーターでバラバラにされてしまいます。

大切なイソギンチャクが☆になってしまうだけでなく、イソギンチャクから出た毒が水槽内に蔓延し他の生き物たちに影響がでてしまい、手遅れになると全滅してしまうこともあります。

そうならないためにも、イソギンチャクを飼育する際は、機材には必ずスポンジやネットなどをかけて吸込み防止を施しておかなくてはいけません。

ということで、今回はサンゴとイソギンチャクについてのお話でした。

それではまた。楽しいアクアリウムライフを(^o^)丿

ちなみに、観賞用に売られているサンゴやイソギンチャクは、人間が触れても気にならないレベルの毒ですが、肌が敏感な人はビニール手袋などをした方がよいです。

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