ムシロガイはコケは取らないお掃除やさん

むしろがい サンゴ・海水魚

アクアリウムをやっているなら海水・淡水限らずコケ取り生体として貝類やヤドカリを入れる方は多いのではないでしょうか。
私の海水水槽ではマガキガイ・シッタカガイ・ムシロガイの3種を入れています。
それぞれマガキガイは底砂表面のコケを、シッタカガイはガラスやライブロックの表面を、ムシロガイは底砂のコケ+砂の拡散(砂に潜るので)といった具合に大まかな役割分担があります。
どの貝も働き者なのですが、特に助かっているのはムシロガイです。
1~2㎝ほどの大きさで60㎝水槽なら5~6匹が目安でしょうか。

コケ取り能力はさほど高くない?

このムシロガイは普段は砂の上や中にいますが、たまにライブロックやガラスに登ってきます。恐らく食べ物を探しているのだと思いますが、正直コケを食べているようには見えず実際にコケは減っていません。

魚の残りエサを食べてくれる

では普段何を食べているのかというと、魚用に与えた沈殿エサを食べています。
エサを入れて間もなく砂の中からニョキニョキっとでてきて、まるで宇宙戦艦ヤマトみたいで見ていて面白いです。

生体の死骸も食べてくれる

魚や貝類、ヤドカリなどが死んでしまった場合は、速やかに水槽から取り出さないと水質悪化に繋がります。
では死んでしまった魚達を毎回水槽の外に出しているかというと、そうとも限りません。なぜならライブロックに隠れたまま死んでしまった魚達は発見自体が難しく、そのまま放置してしまうこともあるからです。
そこで助けてくれるのが、ムシロガイです。
彼らにとって魚や貝類の死骸はエサになりますので、群れになって食べにきます。
一見残酷に感じますが、そのおかげで水槽は綺麗に保たれ、彼らも栄養を得ることができます。
ですので、突然ムシロガイが一か所に集まっていたら何か生体が死んでしまったという合図にもなります。

生命力も強い

普段は砂の中でじっとして無駄なエネルギー消費をしないせいか、ムシロガイの生存率は高いような気がします。我が家では5匹中4匹が生きて元気にしています。残念ながら1匹は死んでしまいましたが、その残り殻は今はヤドカリが使っています。

アクアリウムは見ていて楽しい

こんな小さな世界ですが、自然のサイクルがあることを肌で感じることができるアクアリウムを改めて大好きになりました。
ムシロガイから最後はこんなしめ方になってしまいました(^^

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